私には仲の良い同僚がいて、家族ぐるみの付き合いをしています。まだどちらも子供はいないのですが、休みの日にはお互いの家に夫婦で遊びに行ったり、4人で旅行に行ったりもするような関係でした。これはそんな中で起こったお話です。
都合上、私のことは田中、同僚のことを佐藤としておきます。その時も私と佐藤は二組で温泉旅行に行きました。4人で食事を終え、その後佐藤と風呂に入ってから、佐藤の部屋で四人で飲むことになりました。ここまではいつも通り。特になんということは無かったのですが…。
夜も11時を過ぎて、私たちはだいぶ酔っていました。私が車を出していたのもあり少し眠くなって来ていたので、そろそろ部屋に戻って寝ようかと妻に言いました。二人で佐藤の部屋を出ようとすると、佐藤が送るよと言ってついてきました。隣なんだからいいよ、と私は言いましたが、ちょっと話しがあるからと、私の妻を先に部屋に戻らせて、私を廊下に残した。
「なあ、正直、うちの美香、どうだ?」
私には佐藤が何を言ってるのかわかりませんでした。私が意味がわからずに聞き返すと、
「美香のエロい姿、見てみたくないか?」
私は佐藤が酔っ払っているんだと思いました。酔っ払ってこんな冗談を言っているのだと。しかし佐藤は私に自分の部屋の鍵を渡してこう言いました。
「この後、俺の部屋から美香の声が聞こえてきたら、これ使って入って来いよ。いいもん見せてやるから。」
そう言ってにやりと笑うと、自分の部屋に戻っていきました。
「ねえ、話って何だったの?」
私は佐藤の部屋の鍵を持ったまま部屋に戻ってしまいました。
「え?いや、たいしたことないよ。」
妻には黙っておきました。きっと冗談なんだと思いました。でも、私はつい佐藤の奥さんの浴衣の中を想像してしまいました。いけないいけない。さっさと寝ようと布団を敷いて、電気を消して床に入りました。
床に就いたものの、妻が話しかけてくるのもあって私は眠れませんでした。そして布団に入ってから30分が過ぎた頃、かすかに声のようなものが聞こえてきました。隣の、佐藤の部屋からでした。私は耳に神経を集中させてその声を聞きました。あきらかに女性が感じてあげる声でした。妻も気づいたようで、ここって壁が薄いのかな?と私に話しかけてきました。私は頭の中で佐藤の言葉を思い出していました。
すると、妻が私の手を握ってきました。妻は、隣の部屋から聞こえてくる声を聞いて少し興奮しているようでした。
「佐藤さんのところ、かなり激しいね…」
「…隣の部屋、見てみたい?」
「え?」
私は妻の手を取り部屋を出ました。妻はわけがわからないといった顔で私のことを見ている。私が手に持った鍵で音がしないように気をつけてドアの鍵を開けると、「え?なんで?」とびっくりした顔をしました。私は口に人差し指を当て、静かにするよう伝えると、そっと佐藤の部屋のドアを開けました。
ドアを閉めスリッパを脱ぎ、音がしないように入り口のふすまを開ける。すると、こちらを背にバックで奥さんに腰を打ち付けている佐藤の姿がありました。妻は片手で口を押さえて、片手で私の浴衣の裾を握り締めていました。そのまま入り口近くに立ち尽くしていると、佐藤がこちらに気づき静かに手招きをしてきました。私も音がしないように、妻の手を引いて近づいていきました。
「おい美香、お客さんだよ。」
私たちがすぐ隣の布団まで近づくと、佐藤は奥さんに声を掛けました。
「え?はっ!田中さん!いや!見ないで!だめ!見ちゃだめ!」
奥さんは胸を隠すようにするが、佐藤はかまわず彼女に腰を打ち付ける。その姿に、私も妻も目が離せずにいました。すると佐藤はわざと奥さんの片足を持ち上げて結合部分がよく見えるようにして、
「ほら、せっかく来てくれたんだから、よぉく見せてあげないと。田中も美香のエロい姿を楽しみにしてたんだから。」
「いや、俺はそんな…。」
「あぁ、ダメ~。見ないで。田中さん、見ないでください…。」
妻が私の目を押さえて見えないようにしてきましたが、声だけで十分に官能的でした。そしてすぐ隣から聞こえる妻の呼吸音も、彼女が興奮しているのを伝えてきました。
「奈々ちゃんも、興奮してきたんじゃない?」
妻がつばを飲み込む音が聞こえてきました。
「そんなことありません。」
「でもさっきからちらちらと目が離せないみたいじゃん。」
「そんなこと…。」
「俺らばっかり見られてずるいよな?」
その時、指の間から佐藤の奥さんの顔が見えました。目を潤ませて、恥ずかしそうにこちらを見つめる顔がとても扇情的で色っぽかった。私は妻の手をどけて、手を掴んだままキスをしました。
妻は最初抵抗していました。隣では佐藤夫婦が裸でセックスしている状況なのですから、当然といえば当然でしょう。でも、私はその状況にひどく興奮していました。そして、それは妻も同様でした。そのまま妻を押し倒し、浴衣の隙間から手を伸ばして妻のパンツの中に手を入れました。
「いや、やめて。」
妻のパンツの中はすでにべとべとに濡れていました。私にそれを知られてしまうと、妻は急激に抵抗する力が弱っていきました。
私は妻のぬるぬるになっている穴に指を入れて激しく出し入れしました。すでに相当な興奮状態で気持ちが高まっていたからか、
「あぁ!だめ!イっちゃう!やだ!イ、イクっ!」
と、私の腕にしがみついて、すぐに絶頂を迎えてしまいました。
「よし、俺たちも負けてられないな。」
それを見ていた佐藤が再び激しく腰を動かし始めました。私も妻のパンツを剥ぎ取り、田中たちがセックスしているすぐ横で、妻の中に挿入しました。私たちが始めて少しして、
「あぁ~!ダメ~!イっちゃう!イっちゃう!」
と大きな声を上げながら佐藤の奥さんが絶頂を迎えました。そのすぐ後に佐藤も奥さんの中に精を吐き出しました。すぐ横で知り合いがイクところを見て、しかも自分がしてるところまで見られていて、妻も私も相当興奮していました。
なんだか現実感が無いまま妻に腰を打ち付けていると、佐藤と奥さんが私たちのセックスを間近で覗いてきました。
「ほら、美香も見てやれよ。奈々ちゃんの感じてるところ。」
奥さんは申し訳なさそうに、でも言われるまま妻の顔を覗き込んだ。
「あぁ、美香さん、見ないでください。見ないで。」
そう言いながら、さらに興奮していくのがわかりました。私は美香さんの手を取り妻の胸に誘導し、彼女の手越しに妻の胸を揉みました。今度は美香さんが興奮してくるのがわかりました。
「なんだ?またしたくなったのか?」
四つん這いになっていた奥さんのあそこを後ろから見ていた佐藤が、彼女の中に指を入れていく。奥さんはいやらしい声を漏らしながら快感に耐えていました。佐藤はそのまま彼女の中に再び硬くなったモノを入れ、バックから腰を叩きつけました。どうやら奥さんはその体位が好きなようでした。
奥さんの顔が妻の胸の辺りにあるような、とても近い位置で私たちはそれぞれセックスをしていました。いつの間にか4人の興奮がシンクロしたように、私たちは同じように高まっていき、ほぼ同じタイミングで絶頂を迎えました。
疲れ果ててそのまま4人で少し寝転がっていましたが、
「このまま4人で寝ちまうか。」
佐藤がそう言ったので、私はそれを断って妻と自分の部屋に戻りました。部屋に戻った後、妻は私に背を向けるようにして布団に入りましたが、私は妻の布団にもぐり込み、もう一度ゆっくりと妻を抱きました。